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Wand/Curved Wand by Blackrose Baccara Mods

マレーシア製カスタムハンドメイドMODとして世界的にファンが多く、
日本でも有名な”Blackrose”から「魔法の杖」という名を冠した新たな作品が登場した。

原産国:マレーシア

使用バッテリーは26650で、チップセットはDNA75。
BR TEAMの1人であるVijenに聞いた話では26650バッテリー使用でベストなパフオーマンスを
発揮する様に調整されているそうだ。
実際に使用してみると、ランタイムの長さからかなり効率が良くなっているのが実感できる。
18650バッテリーを使用する為のデルリン製スリーブがパッケージに同梱されているが、
緊急避難的意味合い以外でそれを使用する機会はほぼ無いであろう。

”Wand”と”Curved Wand”の違いは、そのボディシェイプに顕著に現れている。
画像右の”Wand”にはフィンガーチャンネル加工(BR TEAMでは”Grip”と呼ばれている)が施されているが、画像左の”Curved Wand”にはそれが無い。
より「BRらしさ」を感じさせてくれるのは”Curved Wand”のSleekなデザインの方だと思うが、新たな試みに挑戦した”Wand”のデザインにも捨て難い魅力がある。
フィンガーチャンネルはオーナーの手に合わないと邪魔に感じてしまう事があるので個人的にはあまり必要性を感じないのだが、
“Wand”のフィンガーチャンネルは握り心地に影響する事はほぼ皆無だと感じた。
むしろ、握った時の安定感が増して良いと思える場面があったのには驚きである。

BlackroseはEVOシリーズ辺りから加工精度が格段に良くなったが、
今回の”Wand/Curved Wand”ではその加工精度に更に磨きが掛かっている。
全てのエッジがきれいに処理され、握った時に指や掌に当たる不快感が一切感じられないのは特筆に値するし、フロントパネルとWoodボディとの合わせに至っては一寸の隙間も段差も見つけられない程だ。
(因みに”Wand/Curved Wand”のフロントパネルにはドイツ製の”juma”と言う素材が使われており、この素材は過去にもRyuシリーズでボディに使われていた事がある)

26650バッテリー仕様という事でボディサイズが気になる方も居るかと思われる。
筆者もその1人であったが、いざ”Wand/Curved Wand”が手元に届いてみるとそれが杞憂だった事に嫌でも気付かされた。
実のところ”Wand/Curved Wand”は前作のEVO 26650よりも、EVO 18650の方に体感サイズは近い。
無論、バッテリー直径の差(26650は26mm、18650は18mm)による幅方向のサイズ差はある・・・が、奥行方向についてはEVO 18650とほぼ同じなのだ。
(左が”Curved Wand”で、右が”EVO 18650″。”Curved Wand”のコンパクトさが判って頂けただろうか?)
この奥行方向のダウンサイジング化とエッジ処理の徹底、隙間や段差の皆無なフロントパネルとボディの合わせの相乗効果により、”Wand/Curved Wand”は素晴らしく握り易い26650MODに仕上がっている。
(今までに筆者が見てきた26650MODの中でも、群を抜く握り易さである)

510接続部はボディ天面から一段低くなっており、そこにリングを装着する事で背の高いRTA等も見た目のバランス良くセットする事が可能となっている。
リングは3種類付属しており、その内の1つにはボディと同素材のWoodによる加飾が施されているのが洒落ている。
このWoodリングの内径は24mmに設定されており、ボトムエアフローに対応している点も素晴らしい。

また、BR TEAMにより”SAFR (Smart Air Flow Ring)“と命名されているリングは特に背の低いドリッパーとの相性が抜群で、非常にスタイリッシュな外観を構築出来る。
この”SAFR”はアトマイザーのエアホール位置を気にする事無くセットする事が可能で、名前の通り非常にSmartであるw
(ただ、Vijenによるとドリッパーとリングの組合せで1~2日使用するとリング内壁や510接続部に結露を生じるので、こまめに拭く必要があるそうだ)

尚、画像からも判る通り”Wand/Curved Wand”のポジティブ・コンタクトは従来のネジ式調整からオートマチックに変更されている。

FireボタンとUp/Downボタンはポリッシュ仕上げで、ストロークも短くタッチも軽くて使い易い。
バッテリーキャップはメディアブラスト仕上げ、バッテリーラトルを抑えるネジは従来のカッパー製からブラス製(もしかするとGold Platedかも?)になっている。
各部の仕上げを変えるのは手間と時間が掛かるはずだが、敢えてそうする事で演出される高級感は「所有する喜び」を満たしてくれる事請け合いだ。

敢えて1つネガティブ面を挙げるとするならば、バッテリーを含めた総重量が少し重く感じる事か・・・。
重量についてはVijenもハッキリと「少し重いよ」と言っているのだが、「少し重いけど、この重みはハイエンドの重みだよ!」とも言っており、まさに筆者も同意見だ。
やたらと軽いMODよりも、多少重みがあった方が重厚感、高級感が出て良いと思うのは少々贔屓目に過ぎるだろうか・・・w?

 

全体の雰囲気、加工精度、使い心地・・・どれを取っても「極上のカスタムハンドメイドMOD」である事に疑う余地は無いだろう。
Quick Strikeと言う販売方法には「幸運」が必要な面も確かにあるが、自信を持ってお薦めできるMODなので是非とも挑戦して頂きたい。

 

 

購入方法:
・FBの”Blackrose”グループにてQuick Strike
・RRP Wand:850USD、Curved Wand:830USD(Shipping & PP fee incl.)